情報システム部の仕事は、社内SEとして生産管理システムの運用・改善・管理と社内ネットワーク、当社Webサイトの運用管理など幅広い業務を担っています。生産管理システムにおいては、受注から生産、出荷、売上までの一連の作業を一元管理するため、各現場からの要望に応じてシステムやプログラムの変更・更新を実行しています。
こうしたシステムを構築する最大の目的は、企業活動をより円滑に効率的にするもの。それだけに現場の状況をはじめ、時代の変化や社会の要請にも応えるものでなくてはなりません。また、システム技術は日々進化するので、まさに毎日が勉強の日々だと言えます。
一人に任される仕事は多岐に渡ります。各部署からの要望、システムの更新、トラブル対応など次から次へと仕事が湧いてくるのでスピーディーさが重要。同時に、社内の重要なデータを扱っているためプログラムを作成する上で正確さが不可欠です。時には非常に困難な要望を受け頭を抱えることもありますが、苦心の末に解決出来たときの喜びは格別です。
各現場の要望を出来るだけ細かく引き出し、真にユーザーにやさしいシステムづくりを目指しています。そして、いずれは自分の手で革新的なシステムを生み出したいですね。
製造部の生産技術の仕事は、生産設備における企画・設計・製作です。各工場において、生産ラインの設備や金型、治工具などの設計・製作から保全管理に携わっています。
社会人になって実感するのは、学生時代と違い仕事の場では問題に対する「答え」が用意されていないということ。当社は数多くの顧客を抱え、膨大な種類の製品を保有しています。さまざまなニーズにきめ細かく応じるため、課題や問題ごとに適切な生産設備を構築しなければなりません。そして、その適切な答えを導くのは自分自身。そのため、自らの「考える力」が求められるのです。
現在私が勉強しているのは機械設計の知識ですが、つねに心がけているのは物事をロジカルに考え、改善意識を強く持つことです。ロジカルに考え行動することで、成功率、説得力が高くなると同時に、自分自身の思考し創造する力が鍛えられると思っています。
それが出来るのも、当社に個々人が責任を持って働ける職場環境があるからこそ。まだまだ勉強中ですが、いずれ「全体最適」という視点で生産ライン全体の自動化に挑戦したいと思っています。
営業部外勤担当の仕事は、得意先顧客や新規開拓先を訪問し営業活動を行う外勤営業。自社製品を紹介すると同時に、お客様のニーズに応じた製品をご提案しています。現在、月に10日程度は出張と、ほとんどが社外での活動になるので、内勤担当者と密に連絡を取りながら一丸となって顧客対応に当たります。
営業の仕事で最も大切なのは、人から信頼されること。信頼を得るには、製品の信頼性はもちろん、企業としての信用、優れた技術力、そして、私たち営業一人ひとりの人間性が問われてくると思います。そういう意味において、製品、企業力、技術力、人材力すべてにおいてバランスの取れた経営は、当社の最大の強みだと思います。
私自身も人から信頼される存在になれるよう、十分な製品知識・専門知識をはじめ、新聞や書籍などから情報収集をおこなったり、上司や先輩、同僚などさまざまな人のアドバイスに耳を傾け、つねに自分自身を高めていけるよう努力しています。
遠方への出張やシビアな納期対応などハードな面は多々ありますが、社内のメンバーやお客様の助けを借りながら仕事をやり遂げたとき、大きなやりがいを感じますね。仕事を通してさまざまな人との絆が深まること……それが、この仕事の一番の喜びです。
外勤の営業担当とペアになって、社内での電話対応や受注業務、製品の出荷手配などを行うのが内勤担当の仕事。また、外勤担当と一緒に客先へのご提案資料を作成したり、製品カタログの作成などにも携わっています。
お客様からの問い合わせや発注を受ける内勤の仕事は、お客様の「声」を社内に伝える重要なポジションでもあります。製品のご注文や問い合わせに対しては、迅速かつ的確な対応が求められるので、十分な製品知識は不可欠。時には納期や製品仕様について問題を抱えたお客様からご相談お受けすることもありますが、そうした際には迅速に関係部署への連絡を図り、全員で問題解決に当たります。その結果、お客様から「ありがとう。次も御社でお願いしますよ」というお言葉をいただけた時は、本当に嬉しくなりますね。
製品のこと、納期のこと、自社のさまざまなことをより深く知ることで、お客様に対して幅広く的確なご提案が可能になります。お客様と会社を結ぶ重要なポジションだからこそ、幅広い知識を身に付け、関係部署とのコミュニケーションを大切にしています。
技術部の仕事は、新製品の開発から既存製品のリニューアルまで、設計・開発を担っています。顧客のニーズを的確にカタチにするのはもちろん、時代や社会の動きを捉え、付加価値の高い製品づくりも大きなテーマとなっています。
設計・開発の仕事で何より大切なのは、自分自身で「限界」を置かないこと。困難な課題を前に「無理だ」とあきらめてしまっては、そこですべてが止まってしまいます。固定観念を捨て、まずはトライしてみること。そこから新たな可能性が生まれてくるものです。新規開発はもちろんのこと、既存製品の改善ひとつをとっても難しいことばかりですが、その分やりがいがあり完成した時の達成感は大きいですね。
つねに新たな課題にトライするためには、自分自身のスキル向上は不可欠。そのために情報収集は欠かせません。周りには蓄積された技術ノウハウがあり、経験豊かな上司や先輩方が大勢いますので、当社は勉強するには最適な環境。「興味を持つこと」を勉強の第一歩とし、自ら積極的に学んでいます。
将来の目標はまだまだ模索中ですが、設計者として活躍する以上、いつかは世の中に何かを残すのが私の夢です。
調達部の仕事は、製品全般に関わる資材調達業務が仕事。主に、製造部、技術部からの要求内容を基に、仕入先各社に対し発注から購入までを円滑に遂行できる取り組みを行っています。
資材調達の難しさは、Q( Quality品質)C(Cost価格)D(Delivery納期)すべてにおいて満足できる結果を生み出すこと。どれか一つでも欠けていれば、より良い開発、より良い生産が難しくなります。表には見えない「縁の下の力持ち」的な存在ですが、非常に重要な役割を担っている大きなやりがいを感じます。
私がつねに心がけているのは、何事も誠実に取り組むこと。人は忙しくなってくると何かと粗雑になりがちですが、そんな時には大きなミスや不満足な結果を引き起こしてしまいます。忙しい時にこそ自分自身を見つめ直し、仕事の質を高めて行くことが大切ですね。ユーザーや社内の要求事項に応えるのが私たちの使命ですが、課題や目標の達成を目指して懸命に取り組むとき、大きなやりがいを実感します。また、要求内容が困難な場合は非常に苦労しますが、知恵を絞り試行錯誤するのは面白く楽しいもの。やり遂げた時には、より大きな喜びを感じることができます。
当社は大手企業ではありませんが、その分一般社員まで幅広い情報を共有することができます。一人ひとりが重要な戦力――だからこそ、頑張りがいがありますね。
品質保証部の仕事は、自社製品の品質維持・改善に関わる業務や、ISOや他の認証規格関係の維持管理、協力工場の品質向上・改善への助言、顧客対応などの幅広い業務に携わっています。
「品質」は当社が最も大切にするもののひとつ。ユーザーに対しては当社の信用に関わる重要なものです。それだけに大きな責任を担っているというやりがいを実感しますね。また、製造はもちろん営業・技術などあらゆる部署との連携が必要なため、関連部署との「報・連・相」はとても大切です。ひとつの部署だけが努力しても、関連部署が一丸とならなければ高い品質は実現できません。そういう意味では、いかに多くの部署をまとめ動かしていくのが難しいところ。そのためには、自分の仕事を中心に考えるのではなく、相手の立場や状況を把握し、相手の気持ちを考えることが大切だと思っています。
品質保証の仕事は地道な努力の積み重ねで大変なこともありますが、新しく生まれた新製品を関連部署と協力しながら世に送り出す時は、最高の喜びを感じます。
そうした毎日の仕事を楽しいものにしてくれるのは、明るく楽しく、時には厳しく指導してくれる良き先輩、同僚たちのお陰。当社には活躍の場を拡げるジョブローテーションもありますから、いろいろな職場でいろいろな経験を積み重ねて行きたいですね。